久留米大学研究者紹介
福浦 善友のその他教育活動上特記すべき事項
年月日 概要
2010/~2013 宮崎県立病院の2年目看護師を対象に,看護職員研修の基礎コース「看護過程」を実施した.
2013 宮崎県内2地区における精神障がい者理解促進研修会の成果 精神障がい者の理解促進のための要因(宮崎県立看護大学看護研究・研修センター事業年報,2号,62-70)
2014 精神障がい者理解促進のための研修会プログラム作成に向けて~就労継続支援(B型)事業所スタッフとの継続学習会を通して~(宮崎県立看護大学看護研究・研修センター事業年報,43 - 52)
2014 宮崎県日南市油津活性化事業にて,一般市民や精神障がい者当事者,高校生などを対象に,自主上映会「むかしMattoの町があった」を実施した. イタリア精神医療の発展的な歴史の過程を踏まえて、精神医療福祉と地域における人と人とのつながりのあり方を検討し,地域住民に対する精神障がい者の理解促進を目指した.
2015 精神障がい者理解促進のための研修会プログラム作成に向けて(その2)県南地区での研修会参加者の学びの分析より(宮崎県立看護大学看護研究・研修センター事業年報,4号,37-46)
2016 精神障がい者理解促進のための研修会プログラム作成に向けて(その3) ボランティア団体への研修会の評価より(宮崎県立看護大学看護研究・研修センター事業年報,5号,11-20)
2017 看護師のメンタルヘルスセルフマネジメント力育成に関する研究(その1)(日本社会精神医学会雑誌)
2018/~2020 「デイケア長期利用の統合失調症者の主体的社会参加を促す個別的看護介入プログラム開発(科研費:若手研究B)」をテーマに,単科精神科病院のデイケアに勤務する看護師に対し,事例検討会を定期的に実施した. 事例検討会の内容を質的記述的に分析したところ,個別的看護介入方法の問題点,支援者側の患者観,看護観が明らかになった. 看護介入方法は,「体・心・社会関係・時の経過」の4つを軸に障害者の全体像(対象像)を把握することから始まっていた.支援者は,障害者の全体像の把握が今後の支援の方向性をつかむ手がかりになることの手ごたえを感じ,精神障害者が「治りたい」と訴えなくても,障害者の「持てる力」を見つめることを意識に上らせることで,関わり方に変化が見られた.一方で,全体像を把握するには時間を要するということ,障害者の捉え方・関わり方をチームで共有する難しさがみられた.また,支援者は障害者の働きたい思いに意識が向くものの,それを具現化する方向には至らなかった.その理由としてチーム医療は「多職種へ相談して専門家に任せる」という慣習が根強く,支援者自身が就労先の十分な知識を持ち合わせていないことが考えられた.したがって,今後は,役割の分担ではなく,地域支援に対する意識向上を目指した看護師への支援者支援を検討することが重要である.

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