久留米大学研究者紹介
山本 眞利子の作成した教科書、教材、参考書
年月日 概要
2001 「ソーシャルワークを学ぶ」学文社(共著)。 本著書では、「人が人を援助するとは」の節を担当した。ここでは、人を援助する際の援助者側の自己理解、自己覚知について例をあげて述べた。また、他者理解の方法についても、具体的な例をあげつつ紹介した。特に、他者理解においては、マイクロカウンセリングにおけるかかわり技法の一つであるノンバーバルな手掛かりについて述べた。
2002 「保育士をめざす人のソーシャルワーク」(みらい)共著。 人を援助する際に必要となる基本的な態度についてカウンセリングの観点から述べた。特に、来談者中心療法の態度について述べた。また、援助する際に求められるカウンセリング技法について、マイクロカウンセリングの基礎的かかわり技法の例をあげている。
2009/  「臨床心理学」玉瀬耕治・佐藤容子編著(第3章「来談者中心アプローチ」43-60を担当)。 セラピストの態度、共感的理解、自己概念と適応関係について、フォーカシングと体験過程、エンカウンターとは、パーソンセンタードの意義について、事例や体験を踏まえて簡潔に述べている。
2010 「ストレングスアプローチ入門」ふくろう出版(山本眞利子箸)  ブリーフセラピーの中でも、ストレングスをいかに見つけていかに活かすかについて事例をあげて具体的に述べている著書である。ストレングスマップ、ストレングスグッズ、ストレングスカード、ストレングスパーソンなどの観点からこれらの諸研究と実践事例をわかりやすく述べている。
2011 ストレングスアプローチワークブック(ふくろう出版)(山本眞利子編) 実際の臨床現場や教育現場、福祉現場でのストレングスの見つけ方活かし方をヒントに作成された多くのワークが含まれている。ストレングスの見つけ方、そして、実際の生活場面での活かし方に関する視点ができる。
2012 「ストレングスの認知行動療法ワークブック」ふくろう出版(山本眞利子著) 認知行動療法の中でも、特にストレングスに焦点を当てたワークブックである。ストレングスを用いた認知や行動の変化に焦点を当てるアプローチのいくつかを紹介したものである。
2014/12 ストレングスシンキングカードを開発した。ストレングスの認知行動療法に基づき使える、現実的で適応的な思考をつくるためのカード。
2015/9 ポジティブ認知行動療法-問題志向から解決志向へ-(F・バニンク著、津川秀夫・大野裕史監訳)の第11章 「2回目以降のセッション」(205-227P)の訳を担当した。
2015/10 「うつを克服するためのポジティブサイコロジー練習帳」ミリアム・アクタル著(大野裕監訳 山本眞利子訳)ポジティブサイコロジーの観点から、日常生活において実践可能ないくつものアプローチを提示している。
2018/3 「自分らしさや個性の強みを生かす進路・キャリア開発-『カウンセリング心理学』での仲間とのつながりを大切にして-」(久留米大学教職課程年報,2018,第2号,49-57p).本論では、カウンセリング心理学の講義の中で、仲間とのつながりを大切にしながら、個々人の強みを見つけ、それをこれからの進路や就職活動等にどのように生かすかについて学び身につけることをねらいとした実践をまとめたものである。

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