久留米大学研究者紹介
氏名 土生川 光成 1965 生
フリガナ ハブカワ ミツナリ
ローマ字 Habukawa Mitsunari
本務所属(職名) 医学部附属医療センター精神神経科(准教授)
取得学位 医学博士 
URL http://iryo.kurume-u.ac.jp http://neuropsy-kurume.jp
専門分野 精神医学, 睡眠医学
研究テーマ 精神疾患と睡眠障害(睡眠脳波からの精神疾患へのアプローチ)
PTSDにおける睡眠とその薬物療法
うつ病における睡眠とその薬物療法
睡眠時無呼吸症候群と精神疾患との関連性
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の減量・中止に関する研究
共同研究(産学連携
含む)の実績及び希望
(実績) 
(希望) 
所属学会及び社会における主な活動 日本精神神経学会(2007-現在)
日本睡眠学会(2000-現在:評議員(2012年~現在))
日本うつ病学会(2023-現在)
日本臨床精神神経薬理学会(2021-現在)
九州精神神経学会(2001-現在)
学会賞等 2024年:日本精神神経学会学術総会 優秀発表賞(2024/6/22) 「うつ病での睡眠薬としてのベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期使用と関連する要因」
2019年:第6回 久留米大学医学部精神神経科学教室同門会 最優秀論文賞(2019/12/06)「Differences in rapid eye movement (REM) sleep abnormalities between posttraumatic stress disorder (PTSD) and major depressive disorder patients: REM interruption correlated with nightmare complaints in PTSD    (掲載誌:Sleep Medicine 43: 34-39, 2018)
2008年:日本睡眠学会 研究奨励賞(2008/06/25) 「Sleep findings in young adult patients with posttraumatic stress disorder」 (掲載誌:Biological Psychiatry, 62:1179-1182, 2007)
研究者からの
一言アピール
 臨床医にとって日々の診療に懸命に取り組み、患者さんとの信頼関係を築きながら、臨床 力を高めていくことは最も重要であると思っています。しかしさらに臨床力をアップさせる ためには研究が不可欠であり、臨床での疑問点や深めたいことに対して時間をかけてコツコ ツと臨床研究を続けていくことを心がけています。
教育・研究業績一覧 ■著書・ 論文・学会発表等
■外部資金獲得状況
■発明・特許
■教育内容方法の工夫(授業評価等含む)
■作成した教科書、教材、参考書
■教育方法・教育実践に関する発表、講演等
■その他教育活動上特記すべき事項
関心を持って
取組んでいる活動
 うつ病患者の85%以上で不眠が出現する。しかしうつ病に併存する不眠に対する長期的 な薬物療法は世界的に確立されていない。実際の臨床現場ではベンゾジアゼピン(BZD)系睡 眠薬やエスゾピクロンなどのZ-drugを必要に応じて使用するが、これらの睡眠薬の長期使用 は依存・耐性、フラツキ・転倒・骨折、認知機能低下などが問題となる。 近年はBZDやZ-drugに比べて副作用が少ないオレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作 動薬が不眠症の治療に使用されるようになったが、これらの睡眠薬がうつ病の不眠に対して 急性期および慢性期に有効で安全であるかどうかは明らかにされていない。これらの未解決 な 課題(unmet need)を明らかにし、世界に発信するために地道に臨床研究を続けている。
最終更新日 2024/11/12

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