久留米大学研究者紹介
原  頼子の教育方法・教育実践に関する発表、講演等
年月日 概要
2004/11  第9回日本看護研究学会九州地方会学術集会において、看護大学生の終末期看護論授業前後の死に対する不安・態度の変化を分析し、教育方法について検討を行ったことを発表した。  終末期看護論の授業は、学生に死を避けたいもの怖いものから、身近なもの、大切なものへと変化させ、死について考える機会を増やすきっかけになっていた。一方、死ぬことを考え悩んだり、不安にもつながっていたが、死にきちんと向き合うことができ、いずれ誰にも来るものと捉え、援助者としての自覚にもつながったと考えられる。
2005/11/5 看護研究学会九州地方会学術集会において、終末期看護実習前後の学生の死に対する態度を、CollettとLesterによる死の不安尺度を用い、アンケートを行った結果を発表した。学生は、終末期実習を経験することにより、死に対する不安は高まっているが、死に対する態度をしっかり持ち、何か援助したいという気持ちを抱き、看護を行うことで、なんらかの手立てが出来たという自信を抱いていた。このことは、身近な人を亡くした経験や、緩和ケアの実習などによる体験が、死生観の構築に影響を及ぼしていたからではないかと示唆された。
2006/12 終末期看護における個を尊重した援助の意義-学生の終末期看護実習のレポートから-
2007/8 看護大学生が、終末期実習において学んだことから、実習後に書いたレポートを分析し、学びの質的分析を行い「終末期看護実習における看護大学生の学びの分析」というテーマで、看護学教育学会誌に発表している。
2013/8 日本看護学教育学会学術集会において、鹿児島大学医学部保健学科の清水佐智子先生と共同発表を行った。 終末期の授業を受けている学生が、自分の身近な人の死の体験や実習時の体験と重なりつらい思いを抱いているのではないかという仮説のもと、学生にインタビューおよび、死生観の調査を行った。学生は様々な体験をしており、教員に話すことで少し気持ちが楽になる学生もいた。この結果から、つらい体験から気持ちを整理し、前に向かう勇気を持つために、新たな死生観の獲得のために、継続的なサポートの必要性が示唆された。

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