久留米大学研究者紹介
太田 啓介の教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
年月日 概要
H15/4/〜12 「人体の構築」において、この講義中に押さえておくべき要点を授業の最初に列記し、どの点に注目して受講すべきかを毎回指摘した。また、A4で3枚程度のシラバスを作成し、ノート取りに終始する授業形態を見直した。講義はPowerPointによるスライドを用意し、板書とスライドを交互に使用した。また、構築が複雑で説明が困難なものの場合は、模型を現場で作成するなどして学生の集中力が途切れないよう努力したつもりである。講義の最後にコアカリキュラムに準じた重要事項の再確認を行い、該当講義の位置づけと知識の確認を行った。
H15/4/〜H16/2 「組織学実習」では、上記と同様の工夫を行うと共に、顕微鏡観察実習での評価に注力している。即ち、①実習試験: 学んだ知識を出来るだけ早く定着できるよう、全実習期間を3回に分けて、それぞれの終わりに顕微鏡を用いた実習試験を行った。②実習スケッチの評価: 実習では毎回学生に組織のスケッチを行っていただくが、日々の実習態度と理解度を把握するため、このスケッチを毎回評価した。評価は、スケッチの丁寧さと名称記入の正確さの2方面から検討し、5段階で採点した。評価を行ったスケッチは、出来るだけ早くに問題点を指摘しつつ学生に返却できるよう努力した。また、この評価は期末に平均点を算出し、単位評価に利用した。
H22〜 組織実習の方法を全面的に改定し,チームベースドラーニング(TBL)形式に移行した.講義は最低限に減らし,課題シートによる個人の学習課題,およびグループ課題を提示し,一定期間内に一定の学習を求める手法を採った.評価および学習効果については,日常から細かくアセスメントし,学習に困難を感じている学生をいち早くスクリーニングし,集中的に指導.同時に成績上位者には様々なアワードを与えることによる学習意欲の維持に注意を払った.また,学生評価の一部にピアレビュー型の評価項目を加えた.この結果を教員の評価と比較したところ,ほぼ同等の結果が得られた.また,学習効果については,前年度と代わらないか,それ以上の習得が見られた.
H28/度~現在 組織実習にLTDを意識した協同学習の仕組みを導入した。 これまでの取り組みに加えラウンドロビンなどの協同学習の技術を加えたところ、学生間のディスカッションが、劇的に向上した。成績自身の低下は観られなかったとともに、日頃の理解度向上・成績下位者の減少効果が認められた。この内容は 平成29年度医学教育学会シンポジウム(札幌)にて発表 平成30年度解剖学会シンポジウム(東京)にて発表 平成30年度医学教育学会シンポジウム(東京)にて発表 毎年、少しづつ改良を続けている。2019年10月8日現在
H29/度 人体の構築II(中枢神経学)において、 Moodleを用いた双方向講義をこころみ 毎回の授業アンケートとそれに対する振り返り「授業通信」を発行した。 教科書の執筆にあたり中枢神経学第19版を発行した。
2019/10/3 組織実習(総論部分)において、MoodleとYoutubeを利用したビデオ講義をとりいれ、逆転授業での事前学習の改善効果をねらった。現時点でおおむね好評

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